礼拝 3月 17日(日)午前 10時15分〜
聖書 マタイによる福音書 第9章 9〜13節
説教 「つみびとを招く神」
八束 清 牧師
徴税人マタイの名は他の福音書で「レビ」と言われます。レビという名は父祖ヤコブの十二人の子の一人に由来し、マタイがレビ人の家系にあったと見ることができます。レビ人は神殿で祭儀を司る祭司としての働きを担った者たちです。その点で、神に仕える部族として一目置かれます。
それなのにマタイは、ローマ皇帝という異教徒の支配者へと直接間接に仕え、税金を集めます。そうせねばならない理由があった訳ですが、レビという名からすれば真逆へと向かいます。それでもマタイは徴税人という生業を得て身を立てます。人々から嫌われようともお金があります。私腹を肥やし、人並み以上の暮らしができます。その点において、自分が思い描く人生を実現させているのです。
そのマタイが、イエスさまに見つめられ呼ばれて、改めて立ち上がります。自分の全てをイエスさまに明け渡すマタイへと、イエスさまはご自身に従う道を拓いてくださいました。イエスさまは神さまの御心が実現する道を拓いてゆかれます。
これはマタイが未だ知らなかった喜びを知る歩みとなりました。マタイは祝宴を催してイエスさまを招きます。他の同僚の徴税人も罪人と呼ばれた人たちも、大勢招きます。マタイは、自分の思いを越える仕方で神さまに愛されたと知ります。そしてこの喜びを知ってもらいたいのです。

