教会からのお知らせ

礼拝

2024.05.05

礼拝 5月 5日(日)午前 10時15分〜
聖書 マタイによる福音書 第10章 1〜15節 
      

説教 「天の国は近づいた」
        八束 清 牧師

イエスさまは、弟子でしたちをつかわすにあたり「『平和へいわがあるように』と挨拶あいさつしなさい」とめいじます。これは旧約きゅうやくたみが「シャローム」と挨拶あいさつしたのとおなじです。いつの時代じだいからか旧約きゅうやくたみはそう挨拶あいさつしました。

ところがいまや、弟子でしたちはそれまでとはことなるおもみをもってこの挨拶あいさつをします。それはこの挨拶あいさつが「てんくにちかづいた」ということとおな事柄ことがらげるからです。かみさまはてんくに到来とうらいをもってわたしとのあいだに、わたしえて平和へいわ実現じつげんしてくださるのです。

平和へいわはまず、かみわたしとのあいだてられねばなりません。ただわたしがわからはかみたっかみかいすることができません。むしろわたしはといえば、まとはずかみさまに背中せなかけるばかりです。ですから、かみさまはイエスさまをおあたえくださったのです。

イエスさまは十字架じゅうじかへと向かわれます。十字架じゅうじかささげられるいのちはわたくしたちがかみさまと和解わかいするための身代金みのしろきんでした。これによりかみさまはわたしさえもご自身じしんのものとし、かみ平和へいわをおあたえくださいます。

わたくしたちがげるかみとの和解わかいかみとのかんけい回復かいふくについては、相手あいてにすぐにれてもらえないことがあります。とてもさびしくつらいことですが、いのってのぞまねばなりません。そして、そこにおいてもかみさまはわたしとのあいだ平和へいわなおたもってくださる。わたしはそこからはずれてはならないのであり、イエスさまはわたしをなおそこにたせてくださるのです。


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